2008年05月08日

ロシア、メドベージェフ氏が大統領に就任

ロシア、メドベージェフ氏が大統領に就任
 【モスクワ=古川英治】ロシアのメドベージェフ第一副首相(42)が7日、クレムリンで宣誓し、新大統領に就任した。ロシアの大統領交代は8年ぶりで、エリツィン、プーチン両氏に続く3代目。任期は4年。新大統領は同日、プーチン前大統領(55)を首相候補に指名、下院が8日に承認する予定だ。プーチン氏は新体制でも強い権力を維持することになる。
 メドベージェフ新大統領は宣誓後の演説で「国の繁栄と国民の安全確保のために全力を尽くす」と表明した。「今後もプーチン氏の支持に期待している」とも語り、国民の人気の高い前大統領と協力して政権を運営する考えを示した。
 プーチン氏は7日、政権与党・統一ロシアの党首にも就任した。首相承認を前にプーチン氏は組閣に入っており、新閣僚の顔ぶれに注目が集まっている。(07日 22:09)


 旧ソ連、ロシア通じて最年少の国家元首らしいですが、政治基盤が弱いメドベージェフ大統領を支える役目としてプーチン元大統領が首相に就任する流れとなります。政治的には”双頭の龍”という形の体制が誕生しそうな勢いでありますが、さてこうした政治体制が成功を収めるものでしょうか。

 メドベージェフ大統領は早々とプーチン路線の継承を宣言しています。通常であれば強い権限を持つ大統領に対して政治基盤の強いプーチン新首相が時間をかけて徐々に権力譲渡を行っていくやり方が考えられますが、やはり世界の目はそのようには写らないと思いますし、プーチン新首相自身もそうしないでしょう。

 大統領権限を持つメドベージェフ大統領の路線は完全にプーチン政権と重なるとも思えませんし、そうでなければ世界の視線は”ロシアのメドベージェフ”ではなく”ロシアのプーチン”のままでしょう。いずれはメドベージェフ大統領の政治路線に我慢ならなくなったプーチン首相が大統領へ返り咲き・・・そんなシナリオが見え隠れします。

 経済が絶好調の現状では特に問題が表面化しないかもしれませんが、大国ロシアのあり方次第ではどうにでも転んでしまう危険性を予感させます。
posted by やくも at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際・外交
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