2008年09月27日

引退後も政治活動できる=「日本を元気づける」と強調−自民・小泉氏

引退後も政治活動できる=「日本を元気づける」と強調−自民・小泉氏
 政界引退を表明した自民党の小泉純一郎元首相は26日夜、大阪市内で開かれた塩川正十郎元財務相の米寿の祝賀会であいさつし、今後の活動について「首相経験者だから、国会議員でなくても政治活動はできる。これからも元気に、日本の国を元気づけるため一層努力したい」と語った。
 また、この時期に引退を決断した理由について「(2006年9月に)首相を辞めてすぐにと思っていたが、(それでは)あまりにも水くさいので時期を見ていた。次の選挙が近づいてきたから引退宣言した」と述べた。 

 小泉純一郎氏の政界引退の速報に最初は驚きましたが、しばらくしてから「ああ、そういえばそうだったなぁ」などど思い出してみたり。元々親父さんの年になったら引退する旨は話をしていましたし、今回の政界引退も有言実行だったものと考えれば小泉節らしいなぁと感慨深くもなります。そうした前提で考えれば今のメディアの分析、小泉構造改革の否定で居場所を失った云々の論調は苦笑いのレベルに思えます。

 小泉劇場と呼ばれる寸劇も所詮は当初予定していた計画を粛々と実行していたに過ぎないわけですね。郵政民営化を推し進めたことも、郵政解散と呼ばれるのも前から公言していたわけで、いざ本当に実行したときに周りが勝手にビックリしていただけのように思えます。今回の引退も同様で、メディアが勝手にサプライズと叫んでいるだけで本人はどこ吹く風と言ったところでしょうか。

 今回の麻生内閣が小泉構造改革とはベクトルがかなり異なるのは事実です。麻生氏が小泉内閣総務相時代に小泉総理から叱責を受けたのは有名な話ですし、小泉内閣の中長期戦略目標であるプライマリーバランスの黒字化を麻生氏が先送りを明言しているなどいくつも見受けられます。現在はリーマン破綻を受けた金融危機が予想される中、日本に波及するようなことになれば橋本政権の二の舞もありえる状況下で景気対策か構造改革か、景気対策優先を明言している麻生氏の舵取りにも注目されます。

 小泉氏は今後も政治活動を続けるとのことで、国会議員では出来ない活動をしていくのでしょうね。大好きなクラシックを聞きながら、それは銀髪紳士と呼ばれ親しまれた平成の大宰相の余生としては不思議な歩みですね。
posted by やくも at 13:22 | Comment(21) | TrackBack(0) | 政治

2008年01月12日

給油新法が衆院本会議で成立、57年ぶりに再議決

給油新法が衆院本会議で成立、57年ぶりに再議決
 [東京 11日 ロイター] インド洋上での海上自衛隊の給油活動再開を可能とする給油新法案が11日午後の衆院本会議で、与党による3分の2以上の賛成多数で再議決・成立した。投票総数473票のうち賛成は340票だった。
 法案が衆院で再議決・成立するのは1951年の「モーターボート競走法」以来、57年ぶり。給油新法案は11日午前に開かれた参院本会議において野党の反対多数で否決されていた。


 衆議院による再議決・成立は1951年の「モーターボート競走法」以来だそうです。この時に再議決を主導したのは当時衆議院議院運営委員長だった小沢一郎氏の父、小沢佐重喜氏。因縁とはこういうものなのですね。まあ、小沢一郎民主党党首は途中で居なくなったようですが。このテロ新法によって来月中旬には補給活動が再開されることになります。

在日大使館、相次ぎ歓迎の声明・インド洋給油法成立で
 インド洋での給油活動特別措置法が成立したことを受けて、アフガニスタンでの「不朽の自由作戦(OEF)」に参加する各国の在日大使館は11日、相次ぎ歓迎の声明を発表した。米国のシーファー大使は「高く評価する。日本は、より安全で、より寛容な世界をつくりだそうとする人々を支持するという意志を示された」との声明を発表した。
 英国のフライ大使は「国際社会による努力への重要な貢献である」と評価。フランス大使館は「インド洋におけるテロとの戦いで、日本の貢献が速やかに再開されることを願う」と述べた。(11日 20:42)


 こうした各国及び国連からも評価の声が聞かれる中、”アメリカの都合”だの”国連中心主義”等を叫んでいる人達というのは、どういった反応を示すのかも興味がありますが、こうした国際協調への道を歩むことは日本の国益になります。日本は過去、海軍軍縮条約などで国際協調への道というものから遠のき始め、やがて自爆への道を進むことになりましたが、こうした反省がきちんと生かされているものであることを信じています。

 それにしても民主党小沢氏の途中棄権について色々な声や記事が聞こえてきますが、小沢一郎という政治家がどのような政治家であるかをある程度理解出来ていれば、それほど今回の件で騒ぎ立てるものでもないでしょう。元々そういう人間なのですから。恐らくテロ新法案可決が分かりきった国会に出席するよりは、大阪応援のほうが実がとれるだろうという考えなのではないかと思います。また、その裏では自民党のテロ新法案にそこまで反対する意志は持っていなかった(ベクトルとして、小沢氏の考えと大きく乖離していないのではないかと)とも推測できます。
posted by やくも at 20:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2008年01月02日

新年最初の各社社説の所感

社説 国益と地球益を満たす制度設計を(1/1) ・・・日本経済新聞

社説:08年を考える 責任感を取り戻そう・・・毎日新聞

多極化世界への変動に備えよ 外交力に必要な国内体制の再構築・・・読売新聞

平成20年の意味―歴史に刻む総選挙の年に・・・朝日新聞

 明けましておめでとう御座います。一年の計は元旦にアリということで元旦の各社社説を並べてみました。産経新聞のほうが更新されていなかったので、抜いておりますが僕が見逃しているだけでしょうか。毎日新聞と共にサイトが変わったのでよくわかりません。

 それぞれの社説には各自のスタンスが見え隠れしています。朝日新聞は論外にして、毎日新聞は責任感という言葉を交えながら衆議院解散・総選挙を基軸とした論調を記載し、読売新聞はその逆となる衆議院解散無しでの政権運営を主張しています。両社説に共通すべき内容は戦後一国覇権主義の象徴とされたアメリカの衰退、つまりドルの失墜によるユーロ移行を掲げています。

 面白いのは日経新聞で毎日や読売が触れているようなマクロ的外交論には触れずにポスト京都議定書について論じています。ポスト京都については政権交代したオーストラリアが調印することになると思います。オーストラリアは親中派が政権を取ったとされ、捕鯨問題などでこじれそうな雰囲気とされますが、所詮それは1つの側面のお話であり、こういったポスト京都によって連携することで複数のチャネルを保持することが外交上において重要だと思います。そういう意味では日経社説の排出量に対する提言はこの一年の始まりとしては面白いものかもしれません。

 個人的展望で言えば首相が辞任しなければ良いというハードルの低いものであります。別に安倍元首相に対する皮肉とかそういうものではなく、もし皮肉と受け取るのでしたら、そのベクトルはマスコミに対するものとご理解ください。昨年はそうした”官邸主導”ならぬ”マスコミ主導”が目立った年でありました。国民主権の上で国民から選ばれた者でもないマスメディアが政権運営の舵を決めるというのはまさに恐怖と言えるものでありましょう。”一つの側面”の事実しか報道しないその姿に公平性の欠片も見受けられない訳ですが、まさにそうした雰囲気、空気というものは巷で騒がれた”戦前回帰”と言えましょう。

 政治において政治家とは大きな荒波の中を鋭い嗅覚で生き抜く必要がありますが、あまりに空気を読みすぎれば、それは単なる衆愚政治に陥る危険を孕んでいます。鋭い嗅覚を持ちつつKYな政治家がこの一年の日本の行方を左右する、そんなスーパーマンはあまりいないでしょうが、そうした人間の台頭に期待します。
posted by やくも at 09:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2007年12月27日

米軍再編、実現へ努力=石破防衛相

米軍再編、実現へ努力=石破防衛相
 石破茂防衛相は26日夜、在日米軍再編計画の受け入れに反対している山口県岩国市の井原勝介市長が辞職願を提出したことについて「岩国市民の民意がどうなのかにかかわることだから、政府としてあれこれ申し上げることではない。再編計画について市長のご理解をいただきたいと思って努力してきたし、これからも努力する」と述べ、岩国基地への空母艦載機移転の実現に向けて働き掛けを続ける考えを示した。防衛省で記者団に語った。


 民意を問えば反対が多いのは当たり前でしょう。それでは先に進めません。それを取りまとめるのが国と県と、この市長の役割でしょう。同じく民意を問うた郵政の話とは全くケースが異なります。

 これは最近自民と民主で争われている揮発油税の上乗せ分、いわゆる暫定税率の取り扱いにも言えることでしょう。暫定税率の廃止は国民の負担を軽くするものになりますから、歓迎されるのは当たり前の話です。これで国民の支持を得ていると考える民主党というのは、「いくらなんでもそりゃ大衆迎合だろう」と言われても反論できないのではないでしょうか。当然暫定税率を廃止すれば、その分の税収は減少するわけですから、その補填はどのようにして行うかが検討されるべきなのです。が、しかし未だに民主党はその補填案が見えてきません。これでは前回批判された参院選挙のマニュフェストとなんら変わりません。

 米軍再編も同じです。艦載機移転の推進派が議会の多数を占める状況なので、嫌がっている市長の気持ちもわからんでもないですが、だからといってNOというばかりではやはり先に進めることは出来ないわけですから、そうした態度が日本の国際的約束に対する信頼性を揺るがすわけですから、こうした外からの見え方は、やはり国益を損ないます。であれば、そうならないための調整を行うのが彼らの仕事のはずです。
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2007年11月04日

民主・小沢代表、辞任表明…連立で「混乱」の引責

民主・小沢代表、辞任表明…連立で「混乱」の引責
 民主党の小沢代表は4日夕、党本部で緊急記者会見を行い、自民党との連立政権構想をめぐり、民主党内を混乱させた責任を取り、鳩山幹事長に辞職願を提出したことを明らかにした。
 この後、菅代表代行や鳩山氏ら幹部が協議し、5日に開く緊急役員会で、小沢氏を慰留することで一致した。ただ、党内では、小沢氏の翻意は難しいとの見方が強まっている。小沢氏の突然の辞任表明は、新テロ対策特別措置法案などの国会審議や、今後の政局にも影響を与えそうだ。
 小沢氏は記者会見で、辞任の理由について「連立政権の樹立をめぐり政治的混乱が生じたことを受け、党内外に対するけじめとして代表の職を辞することを決意した」と語った。
〜略〜


 gdgdを通り越してというか・・・個人的には辞任という形になったことを聞いて特に驚かなかったのですが、時間が経つにつれて不思議な気持ちになってきました。

 小沢氏の最終目標というのはやはり首相になることなんですね。今のままの政局で民主党の党首に納まっているだけでは首相にはなれない、そんな思いが彼を突き動かしたのかもしれません。連立は福田首相、小沢氏どちらが仕掛けたのか分かりませんが、これを契機に小沢氏とその取り巻きが民主党を抜けて自民党へ合流する可能性もあるかと思います。そうして自由党時代のような自民党併呑という形を狙うのだと思います。

 プラス、この政局を一年以上前から見抜いていた男が・・・。

小泉純一郎語録 −大西行政書士事務所−
4/11  安倍官房長官らとの懇談

「首相になれないから自民党を飛び出した。民主党代表にとどまるはずがない。9月に代表に再選されれば旧社会党系を切って自民党にすり寄り、連立をしかけてくる」


 小泉純一郎・・・恐ろしい子!

 今回は小沢一郎という男の本質を見た気がしますね。今後どうするのでしょうか。現在の麻生氏のように一度外から政界を見て、万が一民主党政権が誕生した場合は、政権担当した経験を生かして後から手を挙げるという形を取るということもありえると思います。

 福田首相からすればほとんどこちらから動かずに相手を辞任させることに成功してしまいまいた。そう言う意味では一番恐ろしいのはフフンかもしれません。
posted by やくも at 23:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2007年11月03日

福田首相、小沢氏に連立打診・民主は拒否

福田首相、小沢氏に連立打診・民主は拒否
 福田康夫首相(自民党総裁)は2日、民主党の小沢一郎代表と2回目の党首会談を国会内で開き、連立政権への民主党の参加を打診した。小沢氏は「党内で協議する」と回答を保留したが、民主党は役員会で拒否する方針を確認した。インド洋での海上自衛隊の給油活動再開に向けた新法案の扱いでは合意できなかった。今後は個別の政策協議への対応が注目される。
 首相は会談で小沢氏に「力を合わせないと政策が実現できない。連立を何とか組んでもらえないか」と要請した。小沢氏は民主党役員会での協議後、首相に電話で「せっかく誠意ある対応をいただいたが、連立は受諾できない」と伝えた。(23:08)


 党首会談時に即決で拒否しなかったことが個人的には面白いと感じました。

 福田首相からすればテロ新法含めて1本も重要法案が国会を通っていない状況を打破するための複数手段の一つでしょう。とある世論調査では自民民主の連立を望む声が高かったこともあり、大連立が現実のものとなっても、国民の反発というものはそこまで大きなものになるとは思えません。たとえ予想通り断られたとしても、強行採決を行っていた安倍政権(議会制民主主義において、このマスゴミが報道する強行採決という言葉が当てはまるかどうかは別ですが)とは違った側面を演出し、衆院2/3の議決を実施する口実にもあるでしょう。唯一の懸案は公明党との連携だけですし。

 民主党内ではかなり反発が大きいようです。小沢氏の求心力がどれほどのものかということが披露されたとみるべきでしょうか。小沢氏からすれば自身が自由党党首として、民主自由の統合という「小が大を統合する」かのような状態を夢見た可能性はあるのではないでしょうか。

 現実として自民民主の連立政権が誕生した場合、一極集中という懸念(うまくいくなら一極集中でも良いんですけどね、日本人はそういうのイヤがるかも)と、政権運用のgdgdが披露される可能性が高いような気がしますけどね。
posted by やくも at 21:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2007年10月31日

「山田洋行」の宴席、防衛長官経験者4氏が同席を否定

「山田洋行」の宴席、防衛長官経験者4氏が同席を否定
 守屋武昌・前防衛次官が29日の証人喚問で、航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」の宮崎元伸・元専務との宴席で防衛長官経験者と同席したことがあると証言したことについて、防衛長官経験者の石破防衛相と久間章生、額賀福志郎、中谷元の3氏は同日、いずれも同席を否定した。


 守屋氏は逮捕されるでしょう。そうなれば関係が疑われている”同席した元防衛庁長官探し”が始まるのは目に見えています。C−X利権の話についてはかなり前から水面下では動いていたようですが、ついに表ざたになった感があります。やはりここで思い出すのが安倍内閣が参院選で歴史的敗北を喫したときに、声を合わせて退陣を唱えていた政治家達がいましたね。不思議とそれは元防衛庁長官経験者ばかりだったことが思い出されます。

 民主党は本件についてテロ新法より優先して行う方針を固めたようです。しかし、守屋元次官の問題は所詮国内問題であり、国際的コンセンサスが得られている国際問題となるテロ新法を後回しにするなどとは正気の沙汰とは思えません。この問題は混同されるべき問題ではなく、切り離して考えるべきで、参院の責任政党となった今でも民主党のやり方というものはちっとも変わっていないわけです。
posted by やくも at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2007年09月30日

「本当に主権国家か」=給油反対の小沢代表に反論−石破防衛相

「本当に主権国家か」=給油反対の小沢代表に反論−石破防衛相
 石破茂防衛相は29日午前、民放のテレビ番組で、小沢一郎民主党代表が「国連の承認がない」として海上自衛隊のインド洋での給油活動に反対していることについて、「それは逆に言うと(国連安保理で)拒否権を持つ5カ国のどれか1カ国でも(決議に)反対したら日本は自衛隊は出しませんということだ。本当にそれで主権独立国家と言えるのか」と反論した。


 石破防衛相は小泉内閣において防衛庁長官として有事法やイラク派兵に尽力した人物で、こうした安全保障における国会論戦でこの人物と渡り合える人間はいないのではないでしょうか。というよりも安全保障の専門知識を有する政治家がこの人含め数名くらいしかいないということもありますが。

 僕の前エントリーで言及したかもしれませんが、日本に必要なことはどのような戦略を持っているかということです。日本にとってどのようなことが国益となるのか、そのためにどのような戦略を設定し、どのようにして動くのか、石破防衛相はそうした主体性やビジョンが民主党には無いと言っていると思います。そしてそれに僕は同意します。

 こうした石破防衛相の発言について反米気質に溢れた御仁を多く見かけますが、どうしてアメリカが関わっていることが関係するのかよくわかりません。アメリカが参加していなければ給油活動に参加するとか参加しないとかを判断するとでも言っているのか、愉快な考えがあるものだと感心しています。そうした屈折した考えこそが”独立国家では無い”のでしょう。

 国連というのは”お墨付き”の場に過ぎません。しかし、給油活動を行うという日本の意志と”お墨付き”が得られているという現状の中で国連中心主義を謳う小沢一郎率いる民主党のロジックは崩れつつあるわけです。にも関わらず反対を続けるのであれば、ではどうしたいのか、それをやるためにどのような努力をするのか、もはや対案を示さない限り民主党は八方塞の状態になるわけで、そこで石破防衛相を迎えるのは容易ではありません。
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2007年09月23日

自民新総裁に福田康夫・元官房長官を選出…麻生氏に大勝

自民新総裁に福田康夫・元官房長官を選出…麻生氏に大勝
 自民党総裁選は23日午後、党本部での両院議員総会で、党所属国会議員と都道府県連代表による投票を行い、福田康夫・元官房長官(71)を第22代総裁に選出した。
 福田氏の得票は全体の62・6%で、麻生太郎幹事長(67)に大勝した。福田氏は25日、国会の首相指名選挙で第91代、58人目の首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる見通しだ。福田氏の父は福田赳夫・元首相で、「親子2代の首相」となる。
〜略〜


 率直な感想は、日本は強いリーダーシップを持つ指導者を求めていながら、同時にその候補を信用していない、って思いました。参院選からの流れを民意とするならね。

 前評判通りと言ってしまうと味気なくなってしまいますが、自民党総裁に福田氏が選ばれました。首相指名を受けて内閣総理大臣に就任するのも時間の問題ということになりました。が、色々後味の悪いものがこみ上げて来るのも事実でありまして、自民党及び内閣支持率がどのような数字を弾き出すか、ある意味注目していたりします。根拠の無いクーデター説やマスゴミの異常ならざる報道などの民意不在が今後の政治不信を招き、衆議院選挙でもその影を引きずるようではどのような政局を迎えるのか、少々心配な面があります。

 肝心の福田氏の政策が見えてこないことがありますが、内政に関しては麻生氏と大きく違いが無いようにも思えます。(人権擁護法案や在日参政権など現実主義者の福田氏が止めはしないかもしれませんが、”推進”するとはあまり思えません。)

 外交に関する最大の違いは北朝鮮問題にあります。お互い対話と圧力ということには変わりはないのでしょうが、やはり福田氏の融和策や麻生氏の圧力策は異なるかと思います。核問題についてはクリントン時代に戻っただけの状態であるにも関わらず、このまま核放棄のプロセスを一直線に進めるとの考えに基づいての拉致問題の妥協と融和策は少々リスクを帯びてくるのではないかなと思います。そういう意味では今後の福田氏の手腕が問われますが、政界において安倍総理以上に拉致問題に取り組もうとする政治家がいないこともまた事実であるわけですから、これで拉致問題は再び迷宮入りする算段となる可能性が高そうです。

 個人的には福田氏の政治センスというものは相当買っている人間ではありますが(某板などは官房長官時代の撤退手法などにはむしろ感心している)、首相という日本のトップが勤まるのかというと少々疑問符がつくのかなぁと思います。やはり日本のトップには日本のビジョンを示していただきたいところがありますので、安倍首相の「美しい国」などはうまいフレーズだったと思います。福田氏のビジョンを早く知りたいものです。


以下、面白かったので参考。


福田康夫現次期総理大臣候補のまとめサイト

【日テレ】マスコミの「麻生に投票した議員」狩りが始まる!杉村太蔵議員の総裁選投票用紙を盗撮

自民党本部前で麻生氏を応援するオフのリアルタイム実況中継!!

【終了】福田「安部が封印してきた人権擁護法、夫婦別姓、外国人参政権を一気に進めたい」【美しい国】


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2007年09月21日

国連アフガン決議:「謝意」盛り込み、安倍首相が直談判

国連アフガン決議:「謝意」盛り込み、安倍首相が直談判
 海上自衛隊によるインド洋での給油活動の継続に向けた日本政府の働きかけで、「切り札」は安倍晋三首相によるブッシュ米大統領への直談判だった。
 首相「海自の活動に権威付けができるような種類の国連決議ができないだろうか」
 大統領「ライス国務長官と町村信孝外相など日米の外交当局や国連の場で連携を取り合うように指示しよう」
 外務省筋によると、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を機に行われた今月8日の日米首脳会談では、こうしたやり取りがあった。
 もともと外務省は8月末ごろから「9月末に採択される国連決議に海上阻止活動を盛り込む」との案を用意していた。ただ、同省内には「国連決議1368号で、すでに海自の活動は論拠を得ている」として、新たな国連決議には否定的な意見も根強かった。
 しかし、民主党は「海自活動に直接言及した国連決議がない」として反対姿勢を崩さない。町村外相らが外務省案を首相官邸に具申、首相の直談判が実現した。
 翌9日の記者会見で、首相は海自の活動継続ができなければ内閣総辞職をするという決意を示したが、わずか3日後には辞任を表明。ただ、安保理決議には何とか対テロ作戦への謝意が盛り込まれ、「最後の仕事」は結果を残した。【小山由宇】


 安倍首相の最後の意地とも言えるものでしょう。そしてこれは同時に日米安保を基調とする日本外交の正しさを証明したとも言えます。

 ロシアの棄権は歴史的意味合いを含めて極めて普遍的な行動でしょう。となれば中国すらも賛成したこの謝意を込めた国連決議は全会一致に極めて近い意味のあるものとなりました。そして民主党党首小沢氏にとっては当時自民党幹事長だった時に感謝を込めた国連決議に日本の名前が無かったことが頭をよぎったのではないでしょうか。国民はどれだけこのことを覚えているものでしょうか。

 こうなれば民主党は一度は捨てた対案を再検討せざるをえなくなると思います。小沢民主党の方針からすれば与党案に反対することを基調とする極端な方向を打ち出しているわけですが、しかしながらテロに対する戦略眼無き原則論がいつまでもつかは疑問ですし、そうなれば民主党は一体何がやりたいのか、こうした疑問が生まれてくるのは当然の成り行きです。

 民主党がこうした声を無視してとにかく反対を貫き通すか、ポーズだけでも代案を検討しはじめるのかがなかなか興味深いものがあります。個人的にこの人は反対を貫き通すと思いますけど。ただ、党首がコメントせず鳩山幹事長などしかコメントを発しないところを見ると極めて取り扱いにくい案件と捉えているのだなぁという印象を持っています。はてさて、どうなるやら。
posted by やくも at 02:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2007年09月16日

日本は「勝手主義」の時代になった

日本は「勝手主義」の時代になった
 民意、民意というけれど、今の日本の「民意」というのはメディア、特にテレビが作っているものじゃあないのか。10年ちょっと前に民放の報道局長が「政局はわれわれテレビ局の人間が作っている」というような発言をしてクビになったことがあるけれど、テレビが繰り返して流すものによって無定見な大衆が誘動されるという今の時代。民意というものはなんなのかと、いつもそう思ってテレビのニュースを見ている。
 民意というなら訊いてもらいたいと思う。なにひとつ落ち度や欠点のない精廉潔白な人に大臣や首相をやってもらえばいいのか。それとも多少の失敗やキズ、弱点があってもきちんと結果を出してくれるような有能な人、職責に身命を賭けて努力してくれる人がいいのか。普通の大人なら、政治家にだって精廉潔白な人なんて滅多にいないことを知っている。誰しも一個の人生を築いて、それなりの力を発揮するところまで行く過程の中でなんの波風もない、ひとつの過ちや落ち度も犯さないような人間なんて、まずひとりもいないことを、普通の大人なら知っている。出てくれば自分たちで持ち上げて、押し出しておきながら、すぐにマイナス面、うまくいっていない面ばかり強調して、叩いて潰していくという最近の政界人事の繰り返しに、大きな失望感を味わっている。
 若い安倍総理もあれだけ期待され、国民にも支持されながら、1年足らずのうちに、今度は決断力がないとか、人を見る目がないとか坊ちゃん気質だとか、ひとりで全責任を負った上バカ者扱いをされて、あっという間にボロボロになって辞めさせられていく。自分から辞めたという形ではあるけれど、心身ともに余程追いつめられていたのだろう。タイミングが悪い、無責任だというが、本人は命懸けでやっていただろうと思う。この間まで日本人の「武士道」や日本人の「品格」についての本がベストセラーになって、多少は武士の情けや人間の品位を問い直す風潮が出てくるのかなと、淡い期待ながらそんな思いでいたのだが、寄ってたかって魔女狩りみたいな、弱い者いじめの世界ばかり見せられている。
 「出る杭は打たれる」は昔のことで、今は「出る杭は抜かれる」時代だ。倒れた者になおのしかかって、パンチを浴びせ、ひねりワザまでかけるようなマスコミの報道の偏りに、世間の態度に、わたしもテレビに出ている人間だが胸くそが悪くてたまらない。
 正体がすぐに揺れ動く、すぐに風向きが変わる民意とやらを、テレビが一斉に拡大し強調して、そうして世の中が動いていくのだとすると、日本は「勝手主義」の時代になったとしかいうほかない。

 トップを経験したことのある人の意見というのはすごいっす。正論過ぎてぐうの字も出ません。とりあえず保存の意味で更新しました。

 こういう二大政党制の時代に汚職による足の引っ張り合いは大正デモクラシーの時代を彷彿とさせます。日本はその後どうなったんだっけかなぁと感慨深いものがありますが、現代の我々はどのような道をたどるんでしょうかね。
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2007年09月14日

首相の辞任表明で国会混乱、官房長官らが野党各党に陳謝

首相の辞任表明で国会混乱、官房長官らが野党各党に陳謝
与謝野官房長官と自民党の大島理森国会対策委員長は13日、安倍首相の辞任表明によって衆院での代表質問が取りやめとなるなど、国会が混乱したことについて、野党各党に陳謝して回った。
 与謝野氏らは、衆院の民主、共産、社民、国民新の各党の国会内の控室を数分ずつ回り、待ち構えた国対幹部らに頭を下げた。民主党の控室では「首相が演説をした後、質問に答えないで辞職することは異例で、国会の慣例からしても非常にゆゆしきことだ。質問の準備が無に帰したことは大変申し訳ない」と神妙な表情でわびた。
 民主党の山岡賢次・国対委員長は「参院選で示された国民の声を代弁しようと(質問を)用意していた。我が党はもちろん、国民に対しても大変申し訳ない事態だ」と批判した。
〜略〜


 舞台裏で一体何があったのか・・・。

 安倍首相の辞任を聞いて僕が真っ先に思い浮かんだことは、やはり祖父の岸信介でした。彼は自民党の悲願といえる憲法改正に心血を注ぐ予定でしたが、「日米安保改定」に身を捧げ短命政権となってしまいました。いつかわかってくれると信じて彼は安保改定に尽力し、そしてそれは現在の僕達でもわかるように正しかったことが証明されています。

 安倍首相にとっての”日米安保改定”というのはテロ対策特別措置法であったという声がよく聞こえてきますが、僕自身は”公務員改革”であったと挙げておきましょう。

 公務員改革は衆議院で大勝した小泉政権ですら手を出すことが出来なかった改革でした。これは官僚を完全に敵に回す改革であり、それらの汁を味わっているマスコミをも敵に回す一大改革でした。世論を最大の後ろ盾とする官邸主導を推し進めた小泉政権は公務員改革を行うことのリスクを十分承知していたのでしょう。この公務員改革に手をつけた安倍首相は志半ばで祖父と同様に憲法改正を悲願と位置づけながらも、その歩みを止めることになりました。

 はっきり言うと公務員改革後の空気は異常すぎました。反小泉、反安倍であり、自衛隊という言葉を聞いただけで眉をひそめる典型的な団塊世代のうちの父などはテレビを見ながら「この安倍批判はなんだ、何かがおかしい・・・」と呟いていました。逆にこの空気が異常で無いと考える人間はさすがにいないでしょう。安倍首相の失敗はこの見通しが甘かったことです。どれほど正しい政策を実行しても、そのための外堀を埋めることが出来なければ失敗するということを学ぶことになりました。

 安倍首相の評価は歴史が証明することになるでしょう。それは教育基本法を初めとする数々の重要法案を採決するという政策実行力を見せた名宰相か、それとも途中で政権を投げ出した無責任たる最低首相の烙印を押されるのか、それはまだ誰にもわかりません。ただ、僕自身はこれほど私を減じ、公に尽くしてきた首相に対して批判の言葉など何一つ言えませぬ。言えることは、僕は安倍首相、貴方が首相で本当に良かった。この一年間日本を支えてくれてありがとうと言いたいです。
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2007年09月12日

「家庭だんらん法」に言い換え指示=「残業代ゼロ法」で舛添厚労相

「家庭だんらん法」に言い換え指示=「残業代ゼロ法」で舛添厚労相
 舛添要一厚生労働相は11日の閣議後記者会見で、一部事務職を割増賃金の支払い対象から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度(WE)」について、「名前を『家庭だんらん法』にしろと言ってある」と言い換えを指示したことを明らかにした。その上で、「残業代が出なければ、早く帰る動機付けになる」と評価、働き方の改革の一環として取り組む考えを示した。
 WEは厚労省が先の通常国会での法制化を目指していたが、「残業代ゼロ制度」と批判を浴び法案提出を見送った。 

 ここでWE法についてつらつら述べる気は無いのですが、この法案を指示する向きも反対する向きもちょいとベクトルが違う方向を向いているんじゃないかなと。

 WE法自体は特に労働者にとって幸福を与えるような代物じゃないです。WE法は「残業」という概念自体を無くす代物であるわけですから、この制度を導入するから早く帰れるとか給与が上がるとかそういう代物ではありません。もちろん人によっては副次的なものとして実現するかもしれませんが、キモはそこでは無いわけで誤解を招く言い方は結局政府自身のクビを締める結果になるような気がします。

 また逆に反対派(特にマスコミ)がよく唱える残業代ゼロ法というものも上記と同じ理由でデタラメなわけです。

 そもそもの話は時間外労働に比例して支払われる残業代などのコストが成果主義にそぐわないという観点から、課題として上がっているはずです。その中で賃金というのは成果を出した人間により多く払われるべきだとか、いや、そうは簡単に日本社会に適合しないだとか、そういう議論が必要であるはずが、こういったひん曲がった話になっているような気がするのです。

 政府もマスコミもそもそもなぜこのような課題が上がったのか立ち戻る必要があると思います。そうでなければ誤解は解けぬままのような気がします。
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2007年09月10日

「給油継続」だめなら内閣総辞職も、首相が示唆

「給油継続」だめなら内閣総辞職も、首相が示唆
 【シドニー=松永宏朗】安倍首相は9日夕(日本時間9日夕)、シドニー市内のホテルで記者会見を開き、11月1日に期限を迎えるテロ対策特別措置法の延長問題で、「民主党はじめ野党の皆様のご理解をいただくため、私は最大限の努力を払わねばならないと考えている。そのために全力を尽くし、職を賭(と)していく考えで理解を得ていく」と強調した。そのうえで、「すべての力を振り絞って職責を果たしていかなければならない。そこで私の職責にしがみつくということはない」と強調し、インド洋における海上自衛隊の給油活動が継続できなくなった場合、内閣総辞職もあり得るとの考えを示唆した。
〜略〜

 首相会見要旨が産経新聞で紹介されていますが、まあ総辞職を賭けると解釈されても仕方ないでしょう。個人的には退陣は予算成立か、来年の通常国会終了直後、衆院選敗北あたりかと予想していたので、これは・・・。

 ただ、現状認識を整理しますと、恐らくテロ特別措置法は参院で否決されると思います。だって参院のほうが野党の数が与党より上だからです。民主党含む野党は国益のことは考えていないので、賛成する理由はありません。と、なれば与党としては衆議院2/3以上の議席を持つ特権を使って採決するしかありません。となれば二ヶ月以上の月日を労するのです。これが野党の狙いですね。

 少々遅い気もしますが、安倍首相に足りなかったのはこういう気合でしょう。これがテロ特別措置法に向けられるべきかはさておき、逆境における決意表明と解するべきだと思いますが、いかんせん採決までの状況が厳しすぎますし、そもそも小泉政権で最大の後ろ盾とも言えた世論が安倍政権についてきていないのが現実です。

 個人的に民主党を説得するのは無理だと思っています。恐らく党首自身が野党でいる限りは責任を全うする考えは必要無いと考えていると思います。そうでなければここまでの政局は作れません。ともすれば安倍首相は責任を問われることを最も恐れる民主党に対して、参院で責任を問うような手法を使うしかないのではないかなと思います。参院で「テロと戦うか、屈するか!!」みたいに小泉節で行くとかかな。

 確かにテロ特別措置法は臨時国会の目玉ですが、職責をかけるほどではないと思いますし、それではなんのためにイバラの道を突き進む覚悟で続投したのか。。釣り?釣りなのか?
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2007年09月04日

遠藤農相が辞任、後任に若林前環境相

遠藤農相が辞任、後任に若林前環境相…坂本外務政務官も
 遠藤武彦農相(68)(衆院山形2区)は3日午前、安倍首相を首相官邸に訪ね、自らが組合長を務めていた農業共済組合が国から補助金を不正受給していた問題の責任をとって辞表を提出し、受理された。
 後任には若林正俊・前農相兼環境相(73)(参院長野選挙区)の起用が決まった。内閣改造からわずか1週間で新閣僚が辞任する事態となり、安倍政権の求心力は一段と低下しそうだ。
〜略〜

 個人的にはこういった「政治とカネ」とやらには興味が沸かないのですが(今回は単なる関係団体と県自治体の不手際ですが)、今回の件で交付されているのは115万円のうち50万円ですから、たった50万円が遠藤農相にとって高くついたってところでしょうか。これで辞任であるわけですから、現在の”空気”というものがどれほどのものかというのがわかると思います。

 クリーンで無能な政治家より、有能な政治家を選ぶほうがよほど良いと考える管理人やくもで御座いますが、今回の問題はそんなレベルでは無いと思います。ポイントは2点。

 一つは”身体検査”たるものは一体なんだったのかということですね。今回の関係団体というものは遠藤農相と関係が薄いためにそこまで調査が及ばなかったようですが、マスコミに数日で嗅ぎ付けられているわけですから言い訳には少々厳しいと思います。なんのためにあれだけの期間をかけて調査を行ったのか、安倍首相からすれば「一体何をやっているのか」と叫びたいくらいでしょう。

 そしてその政治家を支えるはずの官僚のていたらくぶりでしょうか。安倍内閣は公務員改革を行う訳ですから、そんな人物に本気でオーダーに取り組もうとはしなかったのではないかと。もっと言えば官僚にはこの”空気”があまり読めていないのではないか、そしてそこにスポットを浴びせないマスコミでは今後も第二、第三の遠藤農相が出てくるのではないでしょうか。

 今回の安倍首相自身の対応は良かったと思います。しかし、その指導力が結局こうした反乱分子を抑えることが出来なければ、今後の政治運用は厳しくなるのではないかなぁと思います。
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2007年08月28日

安倍改造内閣、顔ぶれ決まる…党内実力者を重要ポストに

安倍改造内閣、顔ぶれ決まる…党内実力者を重要ポストに
安倍改造内閣が27日夜、発足した。
 安倍首相(自民党総裁)は、内閣の要となる官房長官に自民党の与謝野馨・元経済財政相(無派閥)、都市と地方の格差問題に取り組む総務相に増田寛也・前岩手県知事を抜てきした。
 また、外相に町村派会長の町村信孝・元外相、防衛相に高村派会長の高村正彦・元外相を起用したほか、伊吹派会長の伊吹文明文部科学相を留任させ、3人の派閥会長を閣内に取り込んだ。首相は、自民党内の実力者を重要ポストに配置し、重厚な布陣とすることで、低迷する政権の浮揚を図りたい考えだ。
〜略〜

 まあ、管理人であるやくも自身もある程度の改造内閣予想というものを立てては見たんですが人選は当たってもポストはほぼ全滅って感じでした。

 党三役については幹事長が麻生氏が予想通り就任、二階氏は妥当と言えるのではないかと思います。個人的には党三役のどこかに細田氏あたりが採用されると予想していましたが、定石どおりといった印象を受けました。

 閣僚はかなりお友達内閣を払拭しているのではないかと思います。官房長官には町村氏というかなり確信に満ちた考えを持っていたのですが・・・やはり閣僚ポストの予想というものは外れなければ面白くないものだなぁと思いました。

 一番予想が付かなかったのが防衛相でした。波が立たなければ小池百合子氏以外には無いと思っていたのですが、先日の騒動でほとんど留任はなくなりました。ともなれば実績などから石破氏や大野氏などが頭をよぎったのですが、安倍氏辞任を要求していた一派であることやCXの問題も考慮すると、ここに誰が座るのかというのは注目していました。高村氏と聞いて「そうきたか」と思いました。

 大きく予想を外したのは中川昭一氏でした。彼は”鬼門”と呼ばれる農相に選ばれるのではないかなと予想していただけに閣僚に選ばれなかったことに驚いています。さすがにお友達内閣の典型ともいえる人材なので、そこをあえて考慮したのかもしれません。

 全体として周りを気にしない良い組閣だと思います。野党やマスコミはまた粗捜しでテキトーに新鮮さが無いとか言い出しそうですが、逆に言えば実力者重視とも言える訳です。ただ、唯一の不安は舛添厚生労働大臣くらいかと。「そこまで言うならやってみろ」って感じがしないでも無いです。ある意味マキコ再来の予感も感じさせますが・・・はてさてどうなることやら。
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2007年08月19日

新防衛次官に増田人事教育局長、小池・守屋両氏は痛み分け

新防衛次官に増田人事教育局長、小池・守屋両氏は痛み分け
 政府は17日、防衛省の次官人事を巡る閣議人事検討会議を開き、守屋武昌次官を退任させ、後任に増田好平人事教育局長を充てることを決めた。
 28日の閣議で正式決定する。
 小池防衛相と守屋氏の対立が続いていた同人事は、小池氏の主張通りに守屋氏を退任させる代わりに、小池氏の推す後任は差し替える「痛み分け」で決着した。
〜略〜


 こりゃ問題ですね。

 今回の件が人事ではなく安全保障であったならどうなっていたのでしょうか。緊急時に事務次官が「私は聞いてない」の一言でゴタゴタすることが許されるのでしょうか。また、それらの要求の半分を受け入れる官邸はこれで決着したと思っているのでしょうか。しかも後任の増田氏は守屋氏が官邸へ行っての代替案ではありませんか。この問題は任命権のある国務大臣である小池百合子氏の人事を優先すべきでした。

 防衛族の悪習を見た感じです。空自の次期輸送機CX搭載エンジンの納入利権で検察が動くという話があります。安倍氏への辞任を要求している石破氏や中谷氏はみな防衛族です。この辺り何かあるのかと勘ぐりたくもなりますが、そういった疑惑をすっきり払拭することで内閣改造を行えれば良かったのですが・・・。
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2007年08月16日

次官人事先送り、小池防衛相が不満表明…首相は混乱憂慮

次官人事先送り、小池防衛相が不満表明…首相は混乱憂慮
 小池氏は同日の閣議後の記者会見で、「(省内の)士気の低下を懸念している。早く決めた方が国民を守る責務が果たせる」と述べた。人事の決定が27日予定の内閣改造後に先送りされたことに強い不満を示したものだ。小池氏はさらに「私は何も手順を間違えていない」とも述べ、人事手続きに問題はないと強調した。
〜略〜


 裏でどのような動きがあったのか、あまりよく見えない所がありますが、べき論としては守屋次官の抵抗のほうが滑稽でしょう。

 事務次官は国家公務員法第55条において、大臣に任命権があります。官僚がそれに抵抗すること自体おかしいわけで、守屋次官が己のパイプからマスコミを利用して、更迭反対世論を作り上げているようにも邪推できます。大臣は国民の代表である、という認識がこの守屋次官には著しく欠如しているように思えます。

 元々石破茂元防衛庁長官などが言っていることですが、現行の参事官制度の弊害を根拠に現在の日本はシビリアンコントロール=文”官”統制と揶揄される始末です。それだけ防衛省の背広組に対する問題意識が根強いのです。今回は次官のニュースですが、根底には似たものがあるように思えます。

 小池百合子という改革者が防衛省へやってきたことによる背広組の抵抗と書くと美化しすぎですかね。裏では普天間問題なども絡んでいるものと想像しますが、現状マスメディアが小池VS守屋という図式で面白おかしく騒いでいるようです。しかし、二人はそんなイーブンな関係では無いわけで、問題なのは反抗している守屋次官であるという報道が皆無なのはなんででしょうね。僕はこのニュースを見て、国歌斉唱時に起立しない教師が思い浮かびましたけど。
posted by やくも at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2007年08月08日

ポスト安倍氏って考えてるのかしら?

 参院選の結果を踏まえて色々と自民党内が慌しいですね。日テレの番組で石破氏らが安倍氏の辞任うんぬんを語っていたそうです。安倍氏では衆議院で勝てないという危機感を抱いているようで、その認識は当然あって然るべきだと思いますが、僕のようなパンピーからすれば「んじゃ、誰なら勝てるのかね?」と思ってしまいます。

 安倍氏を推した小泉前総理は論外ですし、麻生氏も安倍氏続投を早々に支持しています。責任を問うべきであるという気持ちはわからんでもないですが、トップさえ交代すればいいという上辺だけの考えを持っているのであれば、今回の自民惨敗を冷静に分析出来ているのか疑問です。日本のトップがコロコロ替わるほうが異常なのです。一年も経っていない安倍政権において、今回の選挙は様々な課題を認識したと思います。その中でどのように立て直していくのか、そちらのほうがより重要だと思うんですけどね。

 さて、そんな流れで面白いニュースが。

テロ特別法延長反対 3党一致
この中で、民主党の鳩山幹事長は、ことしの11月1日に期限が切れるテロ対策特別法の改正案への対応について、「民主党は従来からテロ対策特別法に反対しており、この姿勢は今も変わっていない。小沢代表はすでに法案への反対を表明している」と説明し、同調を求めました。これに対し、社民党の又市幹事長と国民新党の亀井久興幹事長も同意し、政府が秋の臨時国会で「テロ対策特別法」を延長するための改正案を提出した場合には、反対していくことで一致しました。また会談で、亀井氏は、ことし10月から始まる郵政民営化を凍結するための法案を3党で国会に提出したいという考えを示したのに対し、鳩山、又市両氏も基本的に了承し、今後、具体的な協議を行っていくことになりました。


 テロ特措法の話より、上記太字部分なんですけど郵政民営化凍結案を検討しているようです。今回の参院選では亀井氏は民主寄りの活動を行っていました。この法案検討は民主党が亀井氏に配慮した形のような気がします。で、どこまで本気で検討するのかかなり疑問であるのですが、こんなものを民主党など3党が提出するなんてことになったらポスト安倍氏に小泉前総理が現実として急浮上してくるのは間違いないでしょう。

 10月に間に合わないのでネタだと思うんですけど・・・法案提出なんてことになったら民主党、空気が読めてなさ過ぎな気がするのですが・・・。支持母体の中国が泣くと思うよ。
posted by やくも at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治

2007年07月31日

鳩山幹事長、テロ特措法改正案反対を示唆

鳩山幹事長、テロ特措法改正案反対を示唆
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は30日午前、秋の臨時国会の重要法案である海自艦船のインド洋派遣期間を延長するテロ対策特別措置法改正案への対応について「(民主党は)基本的に延長すべきでないとしてきた。きちっとスジを通す」と述べ、反対することを示唆した。都内の自宅前で記者団の質問に答えた。
 一方、小池百合子防衛相は同日午前、防衛省内で記者団に対し、テロ特措法改正案について「安倍政権がテロ特措法(改正)をきっちりと期限内に収めて進めていくことが、日本の世界への姿勢につながる。テロとの戦いから脱ける判断を、責任ある民主党がするとは思わない」と、民主党を牽制(けんせい)した。
 同特措法はインド洋で海自補給艦が多国籍軍艦船に行っている給油活動の根拠法。11月1日に期限切れを迎えることから、小池防衛相は活動継続のための改正案を秋の臨時国会に提出する考えを示している。

 所詮は民主党、参院第一党になるには少々速すぎたのかもしれません。

 陸自のサマーワ活動ならいざしらず現在でも多国籍軍に”ゴットハンド”として給油活動に従事する航空自衛隊の期間延長は当然です。参院らしい審議を行って欲しいと思うのですが、いきなり先が思いやられます。単なる牽制と受け取って良いのか、結局空自の給油活動すらも政局に利用しようというのか、臨時国会がなにげに注目です。

 民主党の主張というのは長島ネクスト防衛相が言うように、期間延長自体に反対という意味ではなく、確固たる国家戦略の存在有無という意味での反対です。これは当然与野党が意識している問題で、自民党では石破氏、民主党では長島氏が協力して”防衛基本法”の制定にまい進していかなければなりません。

 自民惨敗という状況から一夜明けてこれでは心配性な僕としては本当に民主党に責任政党としての仕事が出来るのか、未だに姿を現さない陰を好む男小沢一郎の歩みを考えますと、少々悩ましいものがあります。
posted by やくも at 00:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | 政治

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